ネルソン・ピケJr.をブラックリストに加えた関係者は多いが、ピケJr.はF1に復帰することができると考えている人物もいる。それは、F1界の最高権威バーニー・エクレストンだ。
ピケJr.は、ルノーの前マネジングディレクターであるフラビオ・ブリアトーレから解雇され、クラッシュゲートと呼ばれることになった事件を告発していた。昨年のシンガポールGPで、故意にクラッシュしたというものだ。
2010年の新規チームであるマノーのチーム代表、ジョン・ブースは今週、今でもピケJr.を高く評価していると語っていた。
このブースのコメントは、ピケJr.が来年にマノーから参戦する可能性があることを示すものだと解釈された。しかし、ヴァージンはマノーのスポンサーになり、ヴァージンF1としての参戦を目指しているとされている。そのヴァージンF1でチーム代表になると見られているアレックス・タイは、チームが不正をした者と働くことはないと断言した。
その一方でエクレストンは、『Daily Express(デイリー・エクスプレス)』紙に対して次のように語っている。
「ピケJr.はシートを得るだろう。彼は指示されたことを実行するドライバーだ。チーム代表なら誰でも求めるようなドライバーじゃないか。誰でもできることじゃない」
ピケJr.は、カンポスのドライバー候補にもなっている。