ラルフ・シューマッハは、2010年にトロ・ロッソへ加入する可能性を否定しなかった。
現在はメルセデスからDTMに参戦しているシューマッハだが、新F1チームからのオファーを断っていたことを今週に明かし、再びメディアからの注目を集めている。
シューマッハは、2007年にトヨタのシートを失ったことでF1を去ったが、報道によると、トロ・ロッソ、ザウバー、ルノーへ加入する可能性があるようだ。
レッドブルがオーナーになっているトロ・ロッソは、若手ドライバーのためのチームとされており、2009年にはセバスチャン・ブエミとハイメ・アルグエルスアリ、2人のルーキーが走っていた。
ブエミの残留はすでに発表されているものの、アルグエルスアリは残留できない可能性があるとも言われている。
トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストとシューマッハは、お互いをよく知った仲である。BMWウィリアムズ在籍時だけではなく、シューマッハが日本で活動していた際には、トストがマネジメントを担当していた。
トストはミハエル・シューマッハのマネジメントも担当するウィリー・ウェバーのもとで働き、ラルフがジョーダン(現フォース・インディア)からF1にデビューした1997年、そしてウィリアムズへ移籍した1999年にもラルフを担当していた。
「フランツ・トストと僕はいい友達だよ。でも、特定のチーム名を挙げるつもりはない」
「すべて憶測だよ」とラルフは『SID』通信へ語っている。
F1の最高権威であるバーニー・エクレストンは『Bild(ビルト)』紙へ、ラルフのF1復帰は「いいこと」だと語っていた。