ローブのF1断念にチームは安心？

2009年10月23日（金）

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セバスチャン・ローブがアブダビGPで1回限りのF1参戦を果たす可能性はなくなったが、これにトロ・ロッソのフランツ・トスト（チーム代表）は安心しているようだ。

トストは、何度もラリーでチャンピオンになっているローブをトロ・ロッソから参戦させることについて、チームオーナーであるレッドブルに同意していただろうと語った。

「もしマーケティングの観点からレッドブルが望むのなら、もちろん実現していただろう」トストはこう『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』誌へ語っている。

だが、「スポーツの観点」から見れば、デビューすることに「あまり意味はない」とトストは加えた。

ローブがきちんと競争力を発揮するには、1万5,000km近くテストで走り込む必要があるとして、トストは次のように続けた。

「F1での争いは、かつてないほどレベルの高いものになっている」

「最悪の場合ローブは、3秒か4秒遅れになっていただろう」

「彼はクルマの走らせ方を知っている。そうでなければ、ラリーで6回もチャンピオンになることはできない。だが、（F1では）最後の1秒が最も難しいんだ。これについては、バレンティーノ・ロッシもよく知っているはずだよ」