ルイス・ハミルトン
「鈴鹿でのレースは、ずっと待ち望んでいたようなものだよ。だから、簡単に想像できると思うけど、2日(金)の午前中にフリー走行が始まるとき、かなり興奮しているだろうね。子どものころから、コンピューターゲームで鈴鹿を走ってきた。でも、サーキットのレイアウトぐらいは覚えられるけど、実際に走ることに勝るものはないよ。真のドライバーズ・サーキットだと思うし、第1セクターのS字はかなり難しそうだね。ラップ終盤の高速コーナーでは、高いレベルの正確さと、いいセットアップが必要になると思う」
「日本へ行くことも楽しみにしているんだ。好きな国の1つだし、日本のファンの前でレースするのも大好きなんだ。最高の週末になるはずだよ」
ヘイキ・コバライネン
「日本では、自分のF1キャリアで最高のレースをしたことがある。ウェットだった2007年の富士なんだけど、ルイスの後ろでフィニッシュしたんだ。だから、日本にはいい思い出があるんだよ。鈴鹿のようなクラッシックコースで初めてレースすることを楽しみにしている。でも、僕たちのクルマにとっては理想的なサーキットじゃないね。シルバーストンとイスタンブールを合わせたような感じなんだ。高速コーナーがあって、ダウンフォース、メカニカル、そして空力のバランスをうまく取る必要がある。ただ、絶望するほどのものではないよ。シーズン中に僕たちクルマに施された改良は目を見張るようなものだったし、かなりいい仕事をできると自信を持ちながら鈴鹿へ行くことができる」
マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)
「スパ・フランコルシャンと並んで鈴鹿は、F1でも最高のトラックだ。また、ドライバーが気に入っているサーキットでもある。もちろんマクラーレンも、素晴らしい瞬間を何度も味わってきた。鈴鹿では6勝しており、特に2005年が印象に残っている。キミ(ライコネン/現マクラーレン)が最終ラップでトップに立ったあの瞬間、私が見てきた中でも、最も見応えのあるグランプリになった」
「2009年は、優勝することが困難だと認識しながら日本へ向かう。しかし、フロアの変更などのシンガポールで評価した改良は、競争力を向上させてくれるはずであり、ライバルと比べて、われわれのペースがどのようなものになるのか楽しみだ」
ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツモータースポーツ副社長)
「チームとドライバーにとって、日本GPは1年の中でも最も厳しい挑戦になる。超高速の130Rからヘアピンまで、幅広く網羅したレイアウトになっている。2005年にわれわれは、キミ・ライコネンとともにここで勝利した。この5戦でわれわれは、先週末のシンガポールを含めて2勝を記録し、45ポイントを獲得してきた。チームは上向きの傾向を維持している。自分たちが鈴鹿で優勝する最有力候補だとは思わないが、日本やブラジル、そしてアブダビでいい成績を残してシーズンを終えられるよう、チームの全員が全力で働いている」