F1撤退の可能性が高いのはトヨタよりむしろ他のチーム、そう話すのはトヨタのジョン・ハウエット(TMG社長)だ。2日(金)、鈴鹿サーキットで発言したもの。
このところトヨタのF1動向がさかんに憶測を呼んでいるが、ここ2、3日の流れからして、予算縮小の傾向にはあるものの、2010年も参戦を継続しそうだ。
ハウエットは次のように報道陣に語る。「われわれだけが注目を集めているようだが、実は、多くのチームが先行き不透明だ」
「はっきり言って、われわれより厳しい状態に置かれているチームが相当数ある。内々のうわさで、そのように聞いているよ」
ケルンに本拠を置くトヨタは、2010年から12年までのコンコルド協定に署名している。とはいえ、2010年のチーム予算は、トヨタ自動車株式会社が11月に開く役員会の承認を受けなければならない。