F1で最も長い歴史を誇っているチームのトップが、FIA(国際自動車連盟)認可のシリーズへの参戦を再検討する可能性があると示唆した。
フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は、F1チームが組織するFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)でも会長を務めている。FOTAは以前、ルールや商業面でF1の統括団体であるFIAと対立し、代替シリーズを立ち上げると脅しをかけていた。
最終的には、FIA会長のマックス・モズレーが退任に同意し、全チームが新コンコルド協定へ署名。この新コンコルド協定は、今後3シーズンの参戦を約束するものになっている。
「われわれには2012年までの契約がある。つまり、次に何をするのか考える時間はあるのだよ」モンテゼモーロは『Sky Italia(スカイ・イタリア)』のニュース『TG24』でこのように語っていた。
これと同時にモンテゼモーロは、「(F1への)興味を回復させ、よみがえらせながら、ルールが毎日変更されるようなことはないという信頼性を構築し直す必要がある」とも語った。
さらにモンテゼモーロは、「現在のF1」が好きではないと加え、「たぐいまれなスポーツを向上させるため、メディア、スポンサー、主催者たちとふれあう日を」準備すると誓っていた。