来週にもフェリペ・マッサ(フェラーリ)がF1マシンのコクピットに戻るという報道は早い段階で否定したフェラーリだが、今になってマッサが12日(月)に2年落ちのF2007で走行する可能性を認めた。
今週に出された声明でフランク・ウィリアムズ(ウィリアムズ/チーム代表)は、先週末の鈴鹿でスチュワードが、12日にフィオラノでテストを行う許可をマッサへ与えたことを明かした。
当初、スポークスマンは日程については否定していたが、フェラーリも今では認めている。「来週序盤、おそらく12日になるだろうが、フェリペはようやく本物のF1に戻ってくることになる」
マッサは5日(月)からマラネロのフェラーリ本拠地に滞在し、エンジニアのロブ・スメドレイと一緒にモデナ近郊でドライブシミュレーターに乗って何時間も過ごしている。
これにより、マッサが来週末インテルラゴスでのレースに復帰するかもしれないとのうわさが広がったものの、より現実的な目標は2009年最終戦となるアブダビでのレースになると見られている。
フェラーリは7月のハンガリーGP予選でクラッシュを喫し、深刻なケガを負ったマッサが2010年のフェルナンド・アロンソ(現ルノー)のチームメイトになると明言している。
「9日(金)、マッサはパリに飛んでFIA(国際自動車連盟)の監視下で健康診断を受け、それからイタリアに戻ってくる予定だ」と、チームは述べている。