11日(日)、東京の臨海副都心にある夢の大橋(東京都江東区青海)で、ボックス・カート・イベント「RED BULL BOX CART RACE(レッドブル・ボックスカートレース)」が行われた。今回のイベントは日本とオーストリア修好140周年を記念した「日本オーストリア交流年2009」の交流行事の一環である。
海外で大人気のこのイベントは初めて日本で開催され、600組を超える応募の中から約80組が選出された。審査はタイムだけで決まるのではなく、カートのオリジナリティーと完成度、ドライバーとチームのパフォーマンス、さらにスタート前に与えられる30秒間のアピールタイムが含まれる。低予算で手作りされたカートから、10万円以上を超えるカートまで、さまざまなカートが勢ぞろいした。
トップバッターのチームは、スタート直後に植物の種を付けた風船を青空に放った。また、ゴール直後に告白し見事カップルになったチームも。海外でも行われているイベントを意識してか、日本のお城、芸者の日本髪、忍者、ちょんまげなど日本の伝統をコンセプトにしたカートが多く目についた。
審査員を務めた元F1ドライバーの片山右京は「レッドブルは空から陸までいろんなチャレンジ続けています。今回のような一般の方が挑戦できるインターナショナルな遊びもおもしろいなと思いました」とイベントの終わりに語った。
77組が参戦した今回のイベントは、ナイトレースになったものの、最後まで盛り上がりを見せた。1位から3位に賞品または賞金が渡された。