ルノーは2009年シーズン残り2戦で、大幅にカラーリングを変更したマシンでレースを戦う可能性があるという。
タイトルスポンサーを務めていた『ING』がクラッシュゲート騒動を受けてチームを離れ、ルノーは現在、当初のカラーリングとはわずかに異なっているだけの黄色とオレンジ、白、そして赤のみを彩ったマシンで出走している。
F1のルールは、マシンのカラーリングはシーズンを通して基本的には同じままでなければならないと規定している。しかし全チームが満場一致で支持した場合には、大幅な変更も許可されるだろう。
最後のブラジルとアブダビでは、黄色と黒というルノーの伝統的なカラーリングが登場しそうだとのうわさがある。このカラーリングは、2007年に参戦30周年を祝ってお披露目されていたが、近代のF1ではレースを走っていない。
INGの撤退以来、ほかの部分にも色の修正が施されたことが、ルノーの願望を示しているかもしれない。例えば、撤退したオランダの銀行を連想させる、非常に目につくオレンジがドライバーのレーシングスーツから消されている。
また、先週末に鈴鹿で使用した地味なチームウエアは、2009年の最後の2戦に向けて、大規模な変更を前にした一時的な解決策であったとも考えられる。