タイトルへ向けた戦い方を語るバトン

2009年10月16日(金)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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ジェンソン・バトン(ブラウンGP)は15日(木)、自身とタイトルを争う2人のライバルは、ブラジルでかなり積極的になる必要があると語った。バトンは、スピードと用心の「バランス」を探っていくとのことだ。

バトンは、ブラジルGPで3位表彰台を獲得すれば、1戦を残した状態でタイトルを確定させることができる。また、バトンとタイトルを争っているルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)とセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、ともに優勝のみが唯一の戦略だと認めている。

「彼らは、僕よりも積極的になる必要があるよ」とバトンは語った。

バトンに対しては、6月からレース優勝を記録しおらず、チームメートにも明らかに後れを取っていることから、タイトルを獲得したとしても批判がつきまとうことになる。

「わざとポイント圏外でフィニッシュしたり、レース優勝を逃したりしていたわけじゃないよ。ポイント圏内でフィニッシュすることだけを目指しているわけでもない」

「それが目標だったことはない。でも、例えば事故に巻き込まれそうなときとか、そういった状況を避けようとすることもある。バカなことをしないようにしているんだ」

「いいバランスを見いだせていると思うよ」このようにバトンは語っている。

シーズンを通じて選手権をリードしてきたバトンだが、F1は「1レースだけではなくて、17レースのシリーズなんだ」と指摘し、さらに続けた。

「全レースでクルマの性能をすべて引き出そうとしているけど、(選手権を)リードしている時は、ある部分で少し注意深くなる必要もある。でも、それ以外の部分では攻めていかないといけない。そうじゃないとポイントを獲得できないからね」

モンツァではヘイキ・コバライネン(マクラーレン)を、鈴鹿ではロバート・クビサ(BMWザウバー)をコース上で抜いていたバトン。このことが「守りに入って、いい結果を待っているだけ」ではないことを証明しているとバトンは語った。

「チャンスがあるときは攻めないといけない。それこそ僕がやってきたことだよ」バトンはこう加えた。

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