エンジン未定の原因はマクラーレンだとレッドブル
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、レッドブルが2010年にメルセデスエンジンを搭載することに対して、マクラーレンが拒否権を行使していると認めた。
「われわれはメルセデスをパートナーにしたいと思っているが、すぐに解決できると保証されていたものの、マクラーレンの問題がまだ解決できていない」マルコは『Sport Bild（シュポルト・ビルト）』誌に対してこう語った。
現在のルノーエンジンに満足していないレッドブルは、今週末にブラジルで新しいエンジンパートナーを決定することを望んでいたが、まださまざまな選択肢を評価している段階だとマルコは話している。
「われわれには4つの選択肢がある。メルセデス、トヨタ、ルノー、そしてコスワースだ。これらを細かく検討している」とマルコ。
レッドブルやウィリアムズまでもがコスワースを現実的な選択肢として検討していることに驚く関係者もいるが、「いいパッケージだと示すデータがなければ、検討することはない」とマルコは主張している。
『Sport Bild（シュポルト・ビルト）』誌はさらに、フォルクスワーゲンがフォース・インディアの元チーム代表であるコリン・コレスとともに、コスワースのエンジン業務を買い取り、F1へ参入することを検討していると報じた。しかし、最低でも3,000ユーロ（約40億円）ともいわれる出費にしり込みしているようだ。
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