ダイムラーとメルセデスの会長であるディーター・ツェッチェが今週末、F1最終戦が行われるアブダビへ向かうようだ。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌や『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』誌での報道によるとツェッチェは、メルセデスの2010年のF1活動について話し合うためにアブダビへ行くとのこと。
マクラーレンの株式40%を保有しているメルセデスだが、マクラーレンとの関係を終わらせ、ドライバーズ、コンストラクターズ両選手権を獲得したブラウンGPとの関係を深めるとみられている。
しかし、マクラーレンとメルセデスは2011年までの独占的な契約を結んでいるため、この契約期間が終了するまでは提携を続ける可能性が高い。
だが、メルセデスはすぐにでもブラウンGPとの関係を強化したがっているとも言われており、ダイムラーがブラウンGPの株式75%を獲得し、しばらくはダイムラーの株主であるAABARがそれを保有する可能性もあるようだ。
AABARは、アブダビ政府が所有する投資会社である。