ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)は29日(木)、イギリスGPをカレンダーに残すべきと考えるマーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン/チーム代表)を支持した。
ドニントン・パークのF1開催の夢が終わり、シルバーストンとの交渉が頓挫している今、2010年の開催カレンダーに恒例のイギリスGPの名が載らない可能性が高まっている。
政府の支援を受け建設された華麗で広大なヤス・マリーナのパドックで、ハイドフェルドは報道陣に対しイギリスGPは「絶対に」残すべきだと語った。
「多くのチームがイギリスに拠点を置いている。イギリスはモータースポーツの母国なんだよ」
「長年にわたってグランプリを開催し続けている国、さらにシルバーストンなどの素晴らしいサーキットを備える国はカレンダーに残すべきだ」と、BMWの撤退の影響で今週末の最終戦終了後の将来が確定しないハイドフェルドは続けた。
今週初め、ウィットマーシュはイギリスで開催されるグランプリの消失はF1にとって「大きなダメージ」となるだろうと話した。
「マクラーレン、全チーム、FOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)はイギリスGPを残すためにできることはすべてやるつもりだと確信している」と、ウィットマーシュはイギリスの報道陣に向けて語っていた。