フェルナンド・アロンソ(ルノー)は、今週末にルノーでの7年間のキャリアを終えるが、R29はF1で「最悪のクルマ」だと語っている。
アロンソは2005年と2006年、ルノーで2年連続のタイトル獲得を達成しているが、今季は苦しい戦いが続いていた。そして来年は、フェラーリへ移籍することが決定している。
2009年シーズン、アロンソが速さを見せる場面もあったが、16番グリッドに終わったアブダビGPの予選は、クルマのペースをよく表しているとアロンソは考えているようだ。
「残念なことだけど、僕たちのクルマはグリッド上で最悪の部類に入るよ。今はトロ・ロッソが僕たちの前にいて、フォース・インディアやウィリアムズ、そしてトヨタも僕たちの前に出たから、最悪のクルマかもしれないね」とアロンソは語っていた。
今年はネルソン・ピケJr.やロメ・グロジャンといったチームメートを圧倒して評価を高めたアロンソだが、ピケJr.やグロジャンは低い評価を与えられるべきではないと話している。
「みんなが、僕は常にチームメートに勝って当然だと思っている。でも、これは数学のように単純なことじゃない。僕がこの2年間に破ってきたのは、GP2で優勝したり、他のカテゴリーでチャンピオンになったりしたドライバーだよ」
「運でF1に来たドライバーに勝ったわけではない」
「彼ら(ピケJr.とグロジャン)は苦しむべきじゃないし、素晴らしい働きをしていたと思う。もし彼らが今のコバヤシ(可夢偉)のようにトヨタに乗っていたら、きっと表彰台を争っていたはずだよ」とアロンソは加えた。