フォース・インディアが、2010年シーズンを前にしてドライバーを変更する理由はどこにもない。このように語っているのは、同チームのチーム代表であるビジェイ・マリヤだ。
フォース・インディアはイタリアGPで、元テストドライバーであるビタントニオ・リウッツィをレースドライバーに昇格させ、エイドリアン・スーティルの新たなチームメートに指名していた。
両ドライバーとも、大幅に進化したVJM02で活躍を見せていた。また、競争力が向上したことで、他のドライバーの興味も引いていることをマリヤが認めている。
『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』誌は、スパとモンツァでの好調さを受け、「少なくとも10人」のドライバーがマリヤに接触し、その中には「非常に有名なF1ドライバーも数名」含まれていると報じた。しかし、特定の名前は挙げられていない。
だがマリヤは、スーティルとリウッツィに満足しているようだ。
「今のラインアップにとても満足している。唯一の空席はテストドライバーだが、それもそのうち分かることだ」
「あの2人(リウッツィとスーティル)は、献身的で、よく働いている。やむにやまれぬ理由がない限りは、”変更の必要があるか”と自分に問いただすことになるだろう」
先週末のモンツァでは、マリヤがGP2ドライバーのカルン・チャンドックと一緒にいるところもカメラにとらえられていたが、マリヤはチャンドックに対し、マクラーレンのシミュレーターでのテストをオファーしたようだ。
さらにマリヤは、スイス出身で、インド人の父親を持つニール・ヤニも、最先端のマクラーレン施設でテストすることを明かした。