ドニントン・パークのオーナーであるトム・ウィートクロフトが、長く患っていた病気のため87歳で亡くなった。
ウィートクロフトは1971年にサーキットを買収して再開発を行い、アイルトン・セナが優勝したことで有名な1993年ヨーロッパGPを開催していた。
近年はサイモン・ジレットとトラックのリース契約を結び、ジレットはイギリスGP開催の17年契約を獲得した。しかしジレットはサーキット改修の資金を集めることができず、先週にグランプリ開催契約を失ってしまった。
「”伝説”という言葉は、スポーツの世界で気軽に使われすぎているかもしれないが、間違いなくトム・ウィートクロフトにふさわしい言葉だろう」マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)は『BBC』へこう語っている。
ウィートクロフトが亡くなったのは31日(土)のことだった。