2009年イタリアGP決勝(フェラーリ)

2009年09月14日(月)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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キミ・ライコネン
3位、1時間16分52秒370、30秒664遅れ、53周、シャシー279

ジャンカルロ・フィジケラ
9位、1時間17分48秒562、86秒856遅れ、53周、シャシー280

天候:晴れ
気温:26℃~27℃
路面温度:36℃

キミ・ライコネンが3位に入ったため、スクーデリア・フェラーリ・マールボロは5戦連続の表彰台を獲得した。ライコネンは4戦連続で表彰台に立っている。フェラーリのコックピットでのデビュー戦となったジャンカルロ・フィジケラは、9位でフィニッシュした。シーズン閉幕まで4戦を残し、スクーデリアはコンストラクターズ選手権での3位の座を確固たるものとし、4位のチームとの差を15ポイントに広げている。

ジャンカルロ・フィジケラ
「フェラーリでの初戦に満足しているよ。スタートでいくつか順位を上げられて、その後ちょっとベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)とやりあったんだ。ベッテルが僕の前を閉めながらアスカリに流れ込んでいって、なんて言ったらいいかな、すごく断固として譲らないという感じだった。ソフト側タイヤを装着していたレースの序盤は良い感触だったけれど、ピットストップの後にハード側タイヤではちょっと厳しい状況になった。ポイントにあと少しで手が届かなかったことは残念だけど、今日はできることをすべてやったんだ。フリー走行3回目でコースオフして予選に向けた準備が十分にできなくなったときはどうしようかと思ったよ。もっと前でスタートできていたら、上位8台には入れただろうね。明日の朝から、シンガポールでのレースに完全に集中していくよ。大好きなサーキットなんだ」

キミ・ライコネン
「今回は幸運にずいぶん助けられたのだとしても、また表彰台に上がれてうれしいよ。選手権に向けても、僕たちにとっても、モンツァに集まってくれたファンにとってもいい結果だったよね。スタートは良くてハミルトンをパスできそうだったけれど、もしあの時ハミルトンを抜いていたとしても結果は変わらなかっただろうね。優勝争いをできなかったことは残念だけど、十分な速さがなかった。レースの前に僕たちが選んだ作戦は全面的に最良のものだったよ。スーティルとのバトルでは厳しい状況に陥ることはなかった。とにかくミスとしないでクルマの力を引き出せばいいんだと思いながらドライブしていたからね。タイヤについては、ソフト側タイヤのほうが僕たちに合っていた。ハード側タイヤでは特にスティントの最初の方で苦しんでいたんだ。この先のレースでは頑張ってベストを尽くすよ。何戦かでは努力次第で優勝争いもできるんじゃないかな」

ステファノ・ドメニカリ
「5戦連続の表彰台だ。普段あまり幸運に恵まれないわれわれだが、今回は幸運の女神がほほ笑んでくれたようだ。またしても、シーズン後半のこのときにライコネンは素晴らしいレースを見せてくれた。むしろ、この週末の間ライコネンはずっと素晴らしかったと言えるだろう。ひとつのミスも犯さず、全力を尽くしてチームと共に戦い、クルマの力を完ぺきに引き出してくれた。フィジケラは良いレースを展開して、ポイントをあと一歩のところで逃した。フィジケラは週末を通してどんどんよくなっていったし、次のレースからはチームが必要とするポイントを手に入れてくれるはずだと確信しているよ。今日はわれわれに充分な速さがなかったが、それでもドライバーを表彰台に乗せることができた。士気も上がるし、ファンのみんなも喜んでくれたと思う。今季のヨーロッパラウンドが終わり、残り4戦では、この並外れたシーズンをできる限り最高の形で終えられるよう努力していく」

クリス・ダイヤー
「もっと良いパフォーマンスを期待していたが、ライコネンが今回も表彰台に上ってくれてうれしいよ。運に助けられた部分があるにしてもね。シーズンのこの時点でいつもそうするように、ライコネンはまたしても申し分のないレースを展開してくれた。フィジケラはポイントまであと一歩のところでフィニッシュしたが、それでもこの週末はフィジケラにとってポジティブなものだったし、われわれはシーズン終盤にフィジケラがチームに貢献してくれると確信している。われわれにある速さを考えると、ライコネンを2ストップ作戦にしたのは正しい決断だった。タイヤの使い方についても、また、最良の決断をしたと考えている。われわれのクルマは他のクルマに比べて、特に最初の数周でハード側タイヤの力を引き出すのに苦しんでいたからね」

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