2010年はブルーノ・セナにとって、F1への準備ができていることを証明する年になる。ゲルハルト・ベルガーがこう語っている。
ベルガーは、ブルーノの叔父アイルトンの親しい友人であり、チームメートになったこともある人物だ。またベルガーは、モータースポーツを始めたブルーノを支援し、2010年にカンポスでデビューすることが決まるまで、たびたびブルーノのキャリアを手助けしてきた。
「彼のことは長い間見てきた」
「彼にはかなりの浮き沈みがあった。F1で彼は、素質があることを証明しなければならない。だが、今から言うのは難しいことだ」
「雨でもドライでも、彼がF1にふさわしいことを示すレースはあった。だが、まだ準備ができていないと言わざるを得ないレースがあったのも事実だ」
「彼は冷たい水に飛び込むようなものなので、これからどうなるか楽しみだ」ベルガーはオーストリアの『Servus TV(セアブスTV)』へこのように語った。
多くの関係者と同じように、ベルガーも”セナ”という名がもたらす期待の大きさを懸念している。
「彼はルーキーとして新チームから参戦する。決して理想的とは言えない状況だが、彼に選択肢はない。これが彼の得たチャンスなのだから、そこからアドバンテージを得て、最大限に活用しなければならない」とベルガーは加えた。