FIA(国際自動車連盟)が11月30日(月)に2010年の暫定エントリーリストを発表したが、ザウバーの名もトヨタの名も掲載されていなかった。
リストに掲載されたのは12チームのみで、13チーム目は11日(金)に予定されている世界モータースポーツ評議会の前に行われる話し合いまでに発表される可能性が高いとみられている。
トヨタは1億5,000万ドル(約130億円)の罰金を避けるため、コンコルド協定への義務の引き継ぎについて、セルビアのステファンGPと交渉しているとのうわさがある。
また、グリッドに空席ができた場合に備えて準備を進めていたザウバーチームは、FIAにエントリーが認められた場合にのみ、チーム創設者のペーター・ザウバーがチームを買い戻すことになっている。
『Blick(ブリック)』紙は、ザウバーが30日に、F1最高権威のバーニー・エクレストンと会っていたと報じた。
FIAは声明の中で、トヨタについて次のように発表している。
「チームを参戦させるコンコルド協定に、正式に拘束されているものの、参戦する立場にないことを示している」
「このエントリーについては、後日発表される」
一方でザウバーは、F1の公式ウェブサイトへこう語った。
「グリッド上での居場所については、すぐに最終的な承認を得られると大きな自信をもっている」