2010年のF1参戦をFIA(国際自動車連盟)から認められた新”ロータスF1”には、マレーシア政府、そして同国の自動車メーカー、プロトンが関与しているようだ。
ロータスのエントリー許可が発表された15日(火)には偶然にも、マレーシアのダトゥ・セリ・ナジブ・アブドゥル・ラザク首相が、地元の航空会社エア・アジア関係者も含めたプロジェクトの関係者たちと、政府の施設で写真に収まっていた。
「われわれは現在、国内と国外から選ばれたドライバー候補6名の能力と資質を評価している。10月31日までには、正式に2人のドライバーを発表したい」とナジブ首相はメディアに語った。
ロータスは、イギリスのスポーツカー、およびレーシングカーのメーカーとして象徴的な存在だが、現在はマレーシアのプロトンの傘下にある。
「いつかマレーシアの国歌を聞きたいと思っている」とナジブ首相は加えた。
ロータスは当初、イギリスのノーフォークにF1の本拠地を置くが、最終的にはクアラルンプール近郊にあるセパン・サーキットでクルマの設計、製造、テストが行われるとナジブ首相は語っている。
「マレーシアで、マレーシア人によって製造される」とナジブは続け、ピットクルーもマレーシア人で構成されることを明かした。しかし、イギリス出身でF1の技術関係の専門家であるマイク・ガスコインがチームを率いる予定だ。