2010年はザウバーへ移籍することが決定している小林可夢偉(トヨタ/サードドライバー)が、シート合わせのためにザウバー本拠地を訪れた。
可夢偉のファクトリー訪問を伝えた『Blick(ブリック)』誌は、可夢偉がチーム創設者のペーター・ザウバーとも面会したと報じた。
「僕は100%日本人というわけじゃないんですよ。ヨーロッパには6年間住んでいますからね」と可夢偉は語り、フランス人の女性と付き合っているというプライベートまで暴露しながら、さらに続けた。
「他にもオファーはありましたが、ザウバーさんのファクトリーや風洞を見て、そして彼と握手をしたときに、契約をしたんだと実感しました」
「彼が自信を持っていることは、僕にとって、とても大切なことでした。レースに対する彼の哲学で、すぐに決断しました」
さらに可夢偉は、日本からのスポンサーを獲得することに「かなり楽観的になっている」とも加えた。
『Blick(ブリック)』紙は、ペドロ・デ・ラ・ロサ(マクラーレン/リザーブドライバー)が可夢偉のチームメートになるのではないかとも報じている。