ニック・ハイドフェルド
「シンガポールでのレースは、何週間も前から楽しみにしていたんだ。いくつか改良が行われる予定だからね。シミュレーションの結果はかなり期待の持てるものだったし、クルマも良さそうだよ」
「去年のレースで分かったことだけど、シンガポールでのオーバーテイクは事実上、不可能だ。ペナルティーを受けて6番グリッドから9番グリッドへ降格になったから、6位フィニッシュが限界だったよ。スピードはあったんだけどね。シンガポールでは、モナコと同じくらいグリッドポジションが重要になるんだ」
「このグランプリの特殊性や、その雰囲気のおかげで、去年のシンガポールGPは僕にとって、シーズンの中でも最高の週末になった。新しいものだったし、全員が興奮できるようなものだったからね。後になってテレビの映像や、写真を見ても最高だと思ったよ。人工的な照明は、まったく違ったものを作り出すね。僕はヨーロッパ時間での生活を維持することも苦にならないから、予選やレースに向けて、調子を整えられると思う。楽しいくらいだよ。体内時計を調整するために、夜の3時になっても各チームが起きているのは少し不思議な感じがするけど、とても楽しめるんだ」