現在BMWザウバーが使用しているガレージは2010年、マレーシア資本の”ロータスF1チーム”に使用されることが決定した。これは、F1を統括しているFIA(国際自動車連盟)が15日(火)に発表したものだ。
BMWがF1撤退を発表したものの、ザウバーチームは2010年の13番目のチームに選ばれるべくエントリーを提出していた。今回発表されたのはザウバーチームではないが、FIAはザウバーチームの望みを完全に断ち切ったわけではない。
FIAはザウバーチームのエントリー申請について、「印象的」と表現しているが、ザウバーチームの所有権に「いまだ不透明な部分が残るため」ロータスのエントリーが認められたとしている。
その代わりにザウバーチームは、2010年F1の”14番目のチーム”に選ばれた。だが、スポーティング・レギュレーションとコンコルド協定で認められた最大チーム数は13となっている。
14番目のチームは、「2010年のグリッドに空席ができた場合、それを埋めるチーム」であるようだ。またFIAは、来シーズンのグリッド数を28まで拡大することについて、「速やかに」既存のF1チームとの話し合いを開始するとしている。
エントリーが認められた”ロータス”についてFIAは、1マレーシアF1チームという会社が13番目のエントリー枠を獲得し、本拠地はノーフォーク(イギリス)、エンジンはコスワースになると発表している。また、このチームの責任者はトニー・フェルナンデス、テクニカルディレクターはマイク・ガスコインであるとのことだ。
フェルナンデスは現在、ウィリアムズのスポンサーとなっているマレーシアの航空会社エア・アジアのCEOを努めている。また、ロータスF1が将来的には、セパンに本拠地を置くともFIAは発表した。