アレキサンダー・ブルツが27日(金)、2010年にUSF1でレースシートを獲得してF1に復帰することはないと発表した。
ブルツ本人、そしてUSF1のスポーティングディレクターであるピーター・ウィンザーも今年、連絡を取り合っており、USF1のデビューシーズンにブルツがドライバーとなる可能性があると認めていた。
「USF1と交渉をしていたけど、この件は終わらせた」
「僕は、プジョーのファクトリー・チームに100%集中する。ル・マン24時間や、他の(スポーツカー)レースに参戦するよ」ブルツは『motorline.cc』へこのように語った。
ブルツはUSF1からの復帰を断念した理由について、USF1がF1参戦には準備不足だとの根強いうわさとは関係がないと話している。
「いいや、精神的な問題だよ」
「F1のほうが大金を稼げるかもしれない。それに、USF1はアメリカの技術と考え方をF1へ持ち込むことに成功すると確信しているよ。チップ・ガナッシ(アメリカの有名レーシングチームのオーナー)のような人物もUSF1の参戦を信じている」とブルツは加えた。