ハミルトンとロズベルグ、ピケJr.の退席に反対

2009年09月25日(金)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)とルイス・ハミルトン(マクラーレン)は、今週、世界モータースポーツ評議会から早々とネルソン・ピケJr.(元ルノー)が退席したことに対して、異なった反応を見せている。

23歳になるピケJr.は昨年のシンガポールGPで故意にクラッシュしたことを認めた。ピケJr.は共謀者であり、ルノーから放出され、モータースポーツ界からも出入り禁止の身となったフラビオ・ブリアトーレ(元ルノー/マネジングディレクター)とパット・シモンズ(元ルノー/エンジニアリング部門エグゼクティブディレクター)を裏切っている。

しかし、ピケJr.はたとえブリアトーレに解雇されていたとしても、FIA(国際自動車連盟)による免責契約のため何の制裁も受けないことが明らかとなった。

ロズベルグはシンガポールの日刊紙『Today(トゥデイ)』に、「僕が理解できない唯一のことは、(なぜ)ネルソン・ピケ(ピケJr.の父親)が何もしなかったのかということだ」と語っている。

「僕にとっては、ピケJr.は実際に行動に移し、それに同意した人物だから、ほかのドライバーと同じように巻き添えになっただけだと思う」

一方、現ワールドチャンピオンのハミルトンは異なった見解を持っているようだ。3年前、GP2時代にピケJr.とはライバルとして熾烈(しれつ)な争いをしてきた。

ハミルトンは、いつかはピケJr.がF1に復帰してもらいたいと思っていると述べている。

ハミルトンは今週開催されたマクラーレンのメディア“フォン・イン(ホットライン)”の際、メディアに対して「彼(ピケJr.)はいいドライバーだし、素晴らしいキャリアもある。だからこの先のことはわからないだろ?」と自身の意見を明かした。

「確かに将来、ネルソンには機会が訪れるだろうし、僕はがんばってと願うしかない。ネルソンはまだとても若いんだ。経験を積んだことを乗り切っていけばいいさ」

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