フェラーリとの複数年契約を発表し、F1での将来が安泰となったかに見えるフェルナンド・アロンソ(ルノー)だが、表彰台フィニッシュを果たしたシンガポールGP終了後のコメントにより警告を受けることになるかもしれない。
”クラッシュゲート”問題に揺れた数週間の後、ようやくお祝いムードに包まれたアロンソは、更迭の揚げ句に永久追放となったチームの元マネジングディレクターであり自身の元マネジャー、フラビオ・ブリアトーレにシンガポールの結果をささげたい、と全世界に中継されたレース後のFIA(国際自動車連盟)記者会見の場で語っていた。
陰謀により有罪となった人物に敬意を表したことで、アロンソがトラブルに巻き込まれるのではないか、とイギリスの2紙が伝えている。
「FIAを怒らせたアロンソは激しい叱責(しっせき)を受けることになるかもしれない」そう報じたのは『The Independent(インデペンデント)』紙だ。
もう1紙は『Daily Mirror(デイリー・ミラー)』で、F1当局は(アロンソの)ブリアトーレへのあいさつにいら立ちを見せている、とつづっている。
「アロンソの発言でパドックは大騒ぎである」『Daily Mirror(デイリー・ミラー)』紙はそう伝えた。