もしバーニー・エクレストンが最新の内部情報を知っているのなら、1日(木)、鈴鹿サーキットのパドック内でいくつか大きなヒントを残したことになる。
フェルナンド・アロンソ(ルノー)のフェラーリ移籍が正式なものとなり、次に期待されるニュースは2010年、新たにドライバー市場に出たキミ・ライコネン(フェラーリ)がどのチームにいくかだ。
「私はキミがいいクルマに乗っているところを見たいと思う。マクラーレンに復帰すればいいと思わないか?」とF1最高権威のエクレストンは日本でメディアに語った。
さらにエクレストンは、なぜライコネンの契約が1年前に終了することになったのか、とたずねられている。
するとエクレストンは、「異なった文化がある。彼はおそらく、英国タイプのチームといた方がいいだろう。来シーズンは昔のキミが戻ってくることを期待している」と答えた。
また、エクレストンのお気に入りのドライバーであるフェリペ・マッサ(フェラーリ)が、特別待遇を要求する傾向にあるアロンソとうまくやっていけるのかについても、エクレストンは自信を持っているようだ。
「(アロンソがナンバー1になることなんて)ないよ。アロンソはそうしようとするかもしれないが、成功しないだろうね」
「もし彼(マッサ)がキミとうまくやっていたのなら、フェルナンドともうまくやれるはずだ。彼らは同じタイプのドライバーだろ? 大丈夫だと思う」
エクレストンはほかのうわさについても話をしている。世界ラリー選手権のチャンピオンであるセバスチャン・ローブが来月、アブダビでF1デビューを飾ることを願っていると言うのだ。
「もちろん、彼を見てみたい。彼は有名だからね。ドライバーが入れ替わるのを見るのもいいことだ。それに彼はいいヤツなんだよ」
エクレストンは新しく改装された、鈴鹿のパドックの状態にも満足げだ。
「これで、私がシルバーストンに不満を述べている理由が分かるだろう」
「彼ら(鈴鹿)は急いでくれた。われわれがここに戻ってきた理由の1つだよ」