キミ・ライコネン(フェラーリ)は、マクラーレン復帰へ向け交渉を行っていると認めた。
「他のF1チームに行く意味なんてないよ」フェルナンド・アロンソ(ルノー)のために1年早くフェラーリとの契約を解除するライコネンはこう語った。
2007年のチャンピオンであるライコネンは、自身と2010年へ向けた交渉を行ったと繰り返し語っていたトヨタのジョン・ハウエット(TMG社長)を非難している。
「トヨタとは何もなかった。彼らは交渉したと言っているけどね。僕たちは彼らと話していない。彼らがそう言っているだけだよ」ライコネンはフィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙へこう語った。
さらにライコネンは、「遅いクルマに乗るのはクールじゃない」とも語っている。
マクラーレンはライコネンが要求している報酬の金額にちゅうちょしているようだ。また、マクラーレンでエースドライバーになっているルイス・ハミルトンと組むことを、ライコネンが嫌がっているために交渉が遅れているとの憶測については、ライコネン本人が否定している。
「僕の決断にハミルトンは関係ないよ。もう1台のクルマに誰が乗っていても気にしない」とライコネンは話している。
ラリーへ転向する可能性も認めたライコネンだが、2010年は休む可能性もあるとの報道は否定した。
「来年も間違いなく何かをドライブしている」