マクラーレンへ移籍し、ルイス・ハミルトンのチームメートになることを決意したジェンソン・バトン(現ブラウンGP)は活躍することができないだろうとする報道を、デビッド・クルサードが否定している。
バトンのマクラーレン移籍について、『Times(タイムズ)』紙のエドワード・ゴーマンは、「F1史上で最も愚かな移籍」だと非難していた。
他にも多くの関係者たちが、ハミルトンはマクラーレンで確固たる地位を築いており、F1でも最も高い評価を得ているドライバーであるため、バトンは苦戦するだろうという意見で一致している。
「まるで、2008年のルイス・ハミルトンの勝利の価値がさらに上がったかのようだ」クルサードは『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』紙でのコラムでこう語り、さらに続けた。
「最新の世界チャンピオン2人が、お互いの評価を賭けて同じ土俵で戦う姿を見るチャンスだ」
プレスリリース以外で初めてとなるバトンのコメントも強気なものだった。
「彼(ハミルトン)との戦いを楽しみにしているかって? ドライバーなら誰でも、他の誰よりも自分が優れていると証明したいものだよ」
元F1チームのオーナーであり、現在『BBC』の解説者を務めているエディー・ジョーダンは、バトンが厳しい戦いに直面すると考えている。
「ルイスの父アンソニーは非常に賢い人物だ。彼は、自分たちが完全に有利になる方法を探していくだろう」
「ジェンソンもあらゆる手を尽くす必要がある」とジョーダンは『The Sun(サン)』紙へ語った。