ジェンソン・バトン(ブラウンGP)が今週、ブラックリーのチーム本拠地へ最後のお別れを告げに行き、「悲しみと怒り」をもたらした。『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』が伝えている。
マクラーレンへの移籍を決定したバトンとブラウンGPの関係が急速に悪化したことは、バトンの本「マイ・チャンピオンシップ・イヤー」の序文でロス・ブラウン(チーム代表)が、バトンの「忠誠心」を称賛していることからも分かる。
しかし、自身の本のプロモーションに参加したバトンは、ブラウンと友人であり続けたいと願っていた。
バトンは『BBC』のラジオ『Five Live(ファイブ・ライブ)』へ、新しい挑戦を求めて移籍を決断したと語っている。
「ブラウンGPでもらうはずだった金額よりも、報酬は少なくなるんだよ。新しいものを求めていたんだ」こう語るバトンの報酬は、新しいチームメートとなるルイス・ハミルトン(マクラーレン)の半分だとみられている。
『Reuters Television(ロイター・テレビジョン)』に対しバトンは、タイトル獲得後、次のように考えたと語った。
「”これからどうしよう? 何を目指していこうか?”って思ったんだ」
「あのチーム(ブラウンGP)はとても快適だったし、今回の件(マクラーレン移籍)は、自分が快適に思える範囲から出ることになる。だからこそ挑戦するんだよ」
「簡単ではないことだから挑戦するんだ。厳しい道のりだからこそ挑むんだよ」