マクラーレンへ移籍するジェンソン・バトン(ブラウンGP)のチームへの合流が遅れることは、新たなチームメートであるルイス・ハミルトンに対して不利にはならない。マクラーレンのエンジニアリングディレクターであるパディ・ロウがこう語っている。
つい最近までバトンは来季もブラウンGPに残留するとみられていたため、マクラーレンの2010年型車MP4-25はバトンを考慮せずに設計された。
しかしロウは『Daily Express(デイリー・エクスプレス)』紙へ、バトンの合流が遅れることも問題にはならないとして、次のように語った。
「ジェンソンはルイスより少し背が高いが、大体の寸法をみるために写真を使った。ジェンソンにもうまく合うことが分かって満足しているよ」
ハミルトンはマクラーレンに3年間在籍しているため、2010年型車はハミルトンのドライビングスタイルに特化して設計されたとも言われている。しかしロウは、このような意見を否定した。
「そんなことはない。むしろ事実はその反対で、レーシングカーは、できるだけクセのないように設計するものだ」とロウは加えている。