キミ・ライコネン(フェラーリ)が2010年にトヨタへ移籍する可能性があるとの報道を、ライコネン自身が否定した。
今週末のアブダビGPを最後にフェラーリを離れるライコネンは、マクラーレンとも交渉しているが、完全なラリー転向や休暇など、ほかの選択肢もあると語っている。
「僕が望めば、そうすること(1年間休む)もできる」と語るライコネンだが、ラリーも「当然」選択肢の1つであると認めた。
「F1かラリーだけってわけじゃないよ。他にもできることはあるし、どうなるかまだ分からない」とライコネンは加えた。
トヨタのジョン・ハウエット(TMG社長)が最近、ライコネンへ提示した金額を引き上げるつもりはないと語っていたが、マクラーレンとの交渉でも金銭面が焦点になっているようだ。
だがライコネンは、トヨタを真剣に検討していなかったようで、フィンランドのテレビ局『MTV3』へ次のように語った。
「トヨタは話し合ってすらいないよ。もし(F1を)続けるなら、マクラーレンが唯一の選択肢だね。これからの数日間で、どんな状況か分かるはずだよ」
金銭面のほかにも、ラリー参戦を認めることが契約上で重要な要素になるようだ。ライコネンがマクラーレンに在籍していた2002年から2006年、外部での危険な活動は契約で禁止されていた。
「別に害はないよ。どんな種類のドライビングだって経験になるから、問題はないと思う」
「(ラリー参戦を)認めることを、契約に含めるよ」ライコネンはこう語っている。