2009年日本GP決勝(フェラーリ)

2009年10月04日(日)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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キミ・ライコネン:4位、1時間28分28秒383、53周、7秒940遅れ、シャシーナンバー279
ジャンカルロ・フィジケラ:12位、1時間28分35秒039、53周、14秒596遅れ、シャシーナンバー280

天候:晴れ
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路面温度:43/41℃

日本GP決勝でキミ・ライコネンが4位に入賞、スクーデリア・フェラーリ・マールボロはコンストラクターズ選手権で5点ポイントを追加した。ジャンカルロ・フィジケラは12位フィニッシュだった。今シーズンもあと2戦だが、スクーデリアは依然としてコンストラクターズ選手権で3位を維持。しかし、もっとも身近なライバルは2ポイント差ですぐ背後に迫っている。

ステファノ・ドメニカリ
「すべてをひっくるめて考えると、今日の結果は良かった。4位から上は望めなかったよ。今の状態のF60が持てる性能を、すべて引き出した。またしてもキミの素晴らしい運転でコンストラクターズ選手権3位の位置が保たれた。ジャンカルロも良いレースを展開した。速さもパフォーマンスも競争力あるものだった。8位のファステストラップ記録がそれを物語っている。ソフト側タイヤを履いて走った第2スティントは、両ドライバーともかなり速かった。ラップタイムで上位勢に引けをとらなかったね。チームもよくがんばった。最後の2戦もこの調子でいって、嫌な流れの今季を乗り切るよ。シーズン中盤で自らに課した目標に、何としても届かなければならない」

ジャンカルロ・フィジケラ
「今週末は、さらにマシンの感触が良かった。それが目に見えて表れたように思う。もっとも、結果として残らなかったけれどさ。今日は良いペースで走れたよ。特に第2スティントではね。コバライネン(ヘイキ・コバライネン/マクラーレン)とのバトルで順位をひとつ落としたのは残念だった。ピットストップを終えて彼の前に出られたんだけど、こっちが少しだけ空けていたスペースをめがけ、内側から並びかけてきたんだ。彼は僕にのしかかるように追い越していったよ。終盤に差し掛かると、速いスーティル(エイドリアン・スーティル/フォース・インディア)との戦いになった。彼はソフト側タイヤ、僕はハード側タイヤだったからね。こんな時はKERS(運動エネルギー回生システム)が役に立つものだね。次のインテルラゴス(ブラジルGP)は、さらに自信をもって臨めるよ。ポイントフィニッシュするために、もっと上のポジションでスタートすることが大切だ」

キミ・ライコネン
「今日のマシンは悪くなかったが、表彰台を賭けて戦うには速さが不十分だった。4位フィニッシュでコンストラクターズ選手権3位の座を守るには守ったが、残り2戦で守りきるのは難しい。でも、僕にできることはすべてやるよ。スタートでは順位を上げられなかった。スタート位置から1コーナーまで、それほど距離がないからね。KERSの効果を生かしきれないんだよ。第1スティントでハード側タイヤを履いたけど、ちょっと難しい状況ではあった。でもソフト側に付け替えたとたん、ガラッと展開が良い方向に変化したんだ。ハイドフェルド(ニック・ハイドフェルド/BMWザウバー)に肉薄して、ピットストップで彼を抜けたしね。ところが、ピット作業を終えてコースに戻ったら、バトン(ジェンソン・バトン(ブラウンGP)の後ろでトラフィックに挟まれちゃったんだ。その後、レース終了まで大した仕事はできなかった」

クリス・ダイヤー
「シンガポールが残念だった分、ここではキミが良いポジションでゴールできて良かった。今思うと、もっと良い結果が得られたのにという気持ちになる。スタートでキミのマシンにハード側タイヤを選択したのは、ソフトが長い距離でどんなパフォーマンスを示すかはっきりとした答えが出なかったからだ。実際は私たちの第2スティントで分かるとおり、性能は最後まで安定していた。両ドライバーとも、非常に高い競争力を見せていたが、スタートで順位を上げることができなかった。いつもなら、やってのけるのにね。ピットストップを利用してハイドフェルドを抜くことには成功した。最後のスティントでハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)に何らかのトラブルが起きていたようだが、セーフティカーが出動して隊列が整うと、キミは何とかして再スタートで彼を攻略しようとした。でもダメだったね。ジャンカルロは良いレースを展開した。ポイント圏には届かなかったが、コバライネンやアロンソ(フェルナンド・アロンソ/ルノー)相手にバトルを見せたのは、彼にとってもチームにとっても大きかった。2回目のピットストップを終えてコースに戻る時、コバライネンとのバトルで順位をひとつ落としたのは痛かったな」

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