フェラーリとの契約を発表したフェルナンド・アロンソ(ルノー)は1日(木)、2010年に自身が抜ける穴をロバート・クビサ(BMWザウバー)で埋めるように、とルノーにアドバイスした。
鈴鹿に集まった報道陣に対し、アロンソは次のように話した。「クビサは僕の親友だし、最高のドライバーの1人だ。機会があればクビサを推薦するよ」と。
クビサはBMWザウバーと2010年以降の契約を結んでいたが、BMWのF1撤退発表によりこの契約はすでに効力を失っているため、ドライバー市場にその名前が挙がっている。
1日にルノーはアロンソの後任を来週発表する予定だと明かしており、クビサを後任ドライバーとして発表すると見られている。
ルノーの計画と自身の計画がうまく合致するのかと報道陣に尋ねられたクビサは「そうとも言えるし、そうでないとも言える」と話した。
「何度か話し合いはもったけれど、現時点で最終的な決定はされていない」そう続けたクビサは、「95パーセント、もしくは90パーセント」の確率で自らが望むチームに所属することになるだろう、と語った。
新オーナーであるクァドバクの下、ザウバーチームに残留する選択肢もクビサは視野に入れていると言われているが、1日の様子から、クビサはヒンウィルに拠点を持つザウバーチームを離れるつもりでいるようだ。
タイトル獲得に向けて戦える力があった、2008年のチームの姿勢と自身の姿勢について触れたクビサは、「(来年)所属してレースをするチームでは、タイトル争いをしたい、と主張する必要がないことを望むし、そうなると思う」と話し、次のように続けた。
「僕が将来所属するチームはやるべきことをわかっているし、努力して説得する必要がないように望んでいるよ」