ブリヂストンが2010年でF1へのタイヤ供給を終了するが、近年のF1でタイヤ供給を行っていたミシュランとグッドイヤーは、2011年からF1へタイヤを独占供給する可能性を否定した。
ミシュランの北米本部のスポークスウーマンは、ミシュランがF1への復帰を考えていないと語った。ミシュランは3年前にF1を撤退して「タイヤ戦争」時代に終止符を打ち、その後は統括団体であるFIA(国際自動車連盟)と対立していた。
アメリカのブランドであるグッドイヤーは、30年にわたってF1で大きな成功を収めたが、1998年にF1から撤退した。
「再びF1へ参入する計画はない」グッドイヤーのスポークスマンであるエド・マーキーは『Akron Beacon Journal(アクロン・ビーコン・ジャーナル)』へこう語り、さらに続けた。
「しかしわれわれは、戦略に最適な機会を幅広い選択肢の中から評価しており、わが社にとって何が最高の利益になるのかを考えながら決断を下す」
2008年から2010年へ向けた入札の際には、イタリアのピレリも興味を示していたが、現在はF1復帰を考えていないとみられている。