政府は財政支援を否定したが、インドGPの主催者はインドでのF1開催計画を進めている。
インド政府は8月、プロモーターであるJPSKが求めたフォーミュラ・ワン・マネジメントに対する3,650万ドル(約32億7,000万円)の支払いを拒否していた。
またF1の最高権威であるバーニー・エクレストンは先月、ニューデリー郊外に建設しているサーキットの定礎式に出席する予定だったが、出席を取りやめていた。
しかし、JPSKのマネジングディレクターであるサミール・ガウルは15日(日)、2011年に予定されているインドGP初開催に向け、「問題など何もない」と語った。
「まだ詳細を明かすには早過ぎるが、適切なときにすべてを発表する」
「レーストラックの建設作業は本格化しており、2011年までに準備を整えられる」とガウルは『Press Trust of India(プレス・トラスト・オブ・インディア)』通信に語っている。
エクレストンが先月に予定していたインド訪問を取りやめたことについて、ガウルは次のように加えた。
「(エクレストンは)10月に来る予定になっていたし、われわれもそう聞いていた。だが、彼は非常に多忙な人物だ」