USF1は、来季に参戦するF1チームの中で、まだドライバーを1人も発表していない唯一のチームだったが、ようやくドライバーを発表するようだ。
アルゼンチンでの報道によると、同国出身のホセ・マリア・ロペスがUSF1のドライバーに決定したとのこと。
先月には、資金さえ確保できれば、ロペスがUSF1のシートを獲得できると報じられていた。
ロペスは、1,100万ドル(約10億円)の資金を集めることに成功したため、遅くともクリスマスイブには正式に発表されると『Corsa(コルサ)』が伝えている。
あるロペスの関係者は、『Corsa(コルサ)』に対し、次のように語った。
「予算は確保した。あとは、発表があるまで数日間待つだけだ。彼らもわれわれと同じように、すべてを発表したがっている」
ロペスは2005年と2006年にGP2へ参戦し、2006年にはルノーからF1テストに参加した経験もある。
この数年間はツーリングカーレースなどに参戦していたロペスだが、28日(月)と29日(火)にはF3でテストを行うようだ。
「初めは、GP2かワールド・シリーズ(バイ・ルノー)のクルマを用意する予定だったけど、それは不可能だった」
「でも、南米F3のチェザリオ・フォーミュラとの間で、クルマを1台借りることに合意できた」とロペスは語っている。
もしロペスがUSF1のシートを獲得すれば、2001年シーズンの序盤にプロストを放出されたガストン・マッツァカーネ以来のアルゼンチン出身ドライバーが誕生する。