フラビオ・ブリアトーレ(元ルノー/マネジングディレクター)がモータースポーツからの無期限の追放処分撤回を求めている裁判に関する報道について、FIA(国際自動車連盟)が12日(木)に怒りを見せた。
11月24日(火)には、パリの大審裁判所で聴聞会が行われるが、その裁判に関する文書の抜粋が『The Guardian(ガーディアン)』紙に掲載されていた。
この文書では、当時はマックス・モズレーが会長を務めていたFIAが、ブリアトーレにペナルティーを科すという「個人的な報復という強い欲望のため、盲目的に」なっていたと主張されている。
現在はジャン・トッドが会長を務めるFIAは、この文書の漏えいについて声明を発表し、次のように非難している。
「ブリアトーレ氏の弁論から特定の部分が漏えいしたことを、FIAは非難する」
「FIAは漏えいした文書の中にあった主張について否定し、ブリアトーレ氏に対する処罰が、世界モータースポーツ評議会に出席したメンバーの圧倒的多数によって決定していたことを指摘する」
「フランス法廷の権威を尊重し、公聴会の前にこの件についてFIAがコメントするのは不適当であると考えている」