エンジンサプライヤーであるコスワースは、USF1が2010年のF1に出場できると考えているようだ。
USF1をめぐっては、2010年のF1に参戦できないのではないかとのうわさも広がっていたが、FIA(国際自動車連盟)議会のニック・クロウ議長は最近、USF1は参戦するだろうと語っていた。
そして今回は、コスワースのゼネラルマネジャーであるマーク・ギャラガーが、来年の開幕戦のグリッドは埋まっているだろうと語った。
コスワースは、来季のF1に新規参戦するUSF1、カンポス、マノー、そしてロータスと契約している。
「全チームがわれわれに料金を支払い、新車での作業を行っている」ギャラガーはイタリアのウェブサイト『422race.com』へこのように語り、さらに続けた。
「もちろん、各チームともプロジェクトの進み方は違う。非常に進んでいるところもあれば、まだ初期段階のところもある」
「だが今の段階では、4チームすべてが懸命に作業を続けており、参戦をやめるような兆候は見受けられない」
さらにギャラガーは、FIAが新規チームに対し、不適切にコスワースとの契約を強制したとの憶測を否定した。
2010年のチームが選ばれた際に起きていたFIAとFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)の対立について言及しながら、ギャラガーは次のように語った。
「当時、全チームと取引する準備があったのは、コスワースだけだったはずだ」
また、レッドブルがメルセデスかコスワースにエンジンを変更するとの憶測が広がっていたが、ギャラガーはレッドブルが来年も「ほぼ確実に」ルノーのエンジンを使用するだろうと語っている。
メルセデスとマクラーレンの関係が弱まったことにより、レッドブルがメルセデスとエンジン供給契約を結べるようになったとの憶測もあるが、こういった契約に対してマクラーレンが持っていた拒否権は残ったままだとみられている。