キミ・ライコネン(フェラーリ)が世界ラリー選手権(WRC)に参戦する契約をシトロエンと結んだと報じられている。間もなく正式に発表されるとのことだ。
ライコネンはフェラーリとの契約を1年早く解除することに合意し、マクラーレンと2010年に向けた交渉を行い、2010年もF1に残留するとすれば、マクラーレンが唯一の選択肢だと語っていた。
しかし、マクラーレンはジェンソン・バトン(ブラウンGP)が移籍すること発表。これにより、以前からうわさされていたライコネンのラリー転向がほぼ確実になったと報じられていた。
『Autosport(オートスポーツ)』によると、ライコネンはシトロエンのジュニアチームに所属し、セバスチャン・オジェのチームメートになるとのこと。ライコネンは、チームが参戦しないニュージーランド・ラリーを除き、WRCの全戦に参戦し、アークティック・ラリーにも出場するようだ。
ライコネンは2011年のF1復帰を目指していると公言しており、レッドブルからF1に復帰し、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)のチームメートになる可能性が高いとうわさされている。
レッドブルはライコネンのラリー挑戦を支援しているが、レッドブルの関係者はライコネンのF1復帰とは関係がないと語っている。
「キミがF1キャリアの続行を望んだとしても、それとはまったく関係のないことだ。これは、2011年に彼が現在のレッドブルのF1ドライバーと交代することを意味するものではない」レッドブルの関係者は『Autosport(オートスポーツ)』へこのように話した。