BMWザウバーは7日(水)、来季からルノー入りが決定したロバート・クビサとの契約を解除することを発表した。以下、BMWザウバーが出したリリースである。
ロバート・クビサは来シーズン、ルノーF1チームから参戦することとなった。クビサとBMWザウバーF1チームは、契約を期間満了前に解除することで合意した。
マリオ・タイセン(BMWモータースポーツディレクター)
「ロバートは、われわれのために多大な貢献をしてくれ、われわれも彼に多くのものを与えることができた。彼は2006年、F1での経験がないままテストドライバーとしてチームに加入し、その後シーズン中にわれわれは彼をレースドライバーへ昇格させた。彼がわれわれを失望させたことはなく、2008年バーレーンGPでのチーム初ポールポジション、その後のカナダGPでチーム初優勝など、チームの歴史を刻んできた。われわれは、力強く一貫した彼のパフォーマンスに感謝しており、将来の幸運を心から願っている」
ロバート・クビサ
「僕がF1のコクピットに座るチャンスをくれたBMWザウバーF1チームの関係者に、心から感謝しているよ。僕の行動は、いい結果を残すことで正当化されるものだと思う。2008年には、バーレーンで初ポールポジションを獲得して、カナダでは初優勝を記録した。そのどちらも決して忘れることのできない瞬間だよ。2010年には新しい挑戦が待っている。このチームで一緒に働いた全員の、将来の幸運を願っているよ。お互いの将来の道が、F1で重なっていると確信している」
クビサは、2006年8月6日にブダペストで初めてF1のレースに参戦した。クビサはBMWザウバーF1チームで55戦に参戦し、表彰台に8回登り、選手権ポイントは129ポイント獲得している。
BMWザウバーF1チームを引き継ぐチームは、ドライバーラインアップを後日発表する。