ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)はアブダビGP最後の数周、感情が高ぶっていたようだが、レース後にチーム創設者が示した行動で喜んだことだろう。
BMWにとって最後のF1レースが終了したが、チームはクァドバクに売却されているものの、2010年のF1に参戦できるかは決まっていない。
ハイドフェルドは、ザウバーがプライベートチームだった2001年から2003年にもチームに在籍していた。その後は他チームへ移籍したハイドフェルドだったが、チームがBMWザウバーとなった2006年に復帰し、4シーズンを戦ってきた。
「かなり感情的になるよね。最後の数周は集中を保つのに必死だったよ」アブダビGPを5位で終えたハイドフェルドは、レース後こう語っていた。
こんなハイドフェルドに対し、チームは特別なお別れのプレゼントを渡すと明かした。
「7年間にわたってヒンウィルのチームに貢献してくれたニック・ハイドフェルドへの感謝のしるしとして、ペーター・ザウバー(チーム創設者)はその間のF1のクルマから1台をハイドフェルドに贈る」とBMWザウバーのリリースには書かれていた。