セバスチャン・ベッテル
「すごいレースだったよ。スタートがものすごく良くてハミルトンをオーバーテイクできそうなくらいだったけど、あまりにもハミルトンに近づいたから驚いちゃったんだ。その後、長い直線になるとハミルトンは(KERS/運動エネルギー回生システムの)ボタンを押して彼方(かなた)に消えて行ったけれど僕は彼についていけたよ。僕たちの方が燃料を積んでいるとわかっていたし、特に最終セクターではいつでもハミルトンに追いつくことができた。今日のクルマは夢みたいだった。プレッシャーもすごかったから最初のピットストップのときにピットレーンの入り口でちょっとはみだしそうになって、トンネルの出口でもヒヤッとしたけれど、僕は限界まで攻めてハミルトンを抜けたんだ。残念ながら、その後ハミルトンはリタイアしてしまったけれど、それまでハミルトンはすごいレースを展開してた」
「それからは後ろにいるウェバーとバトンとの間にちょっと距離ができたから自分のペースで走ることができたけれど、クルマは最後まで素晴らしかったよ。どちらのタイヤコンパウンドでも最高の走りができたし、今日クルマに乗れて本当にうれしかったよ。シーズンのまとめに何を言えばいいんだろう? 浮き沈みがあったけど、今の僕たちはかなり強力で、4回目の1-2フィニッシュを飾ったから、チームにおめでとうって言おう。チームは全力を尽くしてファクトリーでは必死に働いてくれた。僕たちは今、波に乗ってるのに、もうシーズンが終わってしまうなんて残念だよ! これだけ上り調子でシーズンを終えるなんて最高だよね」
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