今年から再開していたFIAフォーミュラ2選手権のチャンピオン、アンディ・ソウセックは、F1シートを獲得できないことでフラストレーションがたまっているようだ。
ソウセックは、タイトル獲得のご褒美として参加したウィリアムズのテストでも、素晴らしいパフォーマンスを見せていた。
スポンサーからの強力な支援もあり、スペインとオーストリアの国籍を持っているソウセックだが、スペインの新チームであるカンポスのシートは獲得できないと最近に語っていた。
FIA(国際自動車連盟)前会長のマックス・モズレーが、資金的により現実的なF1への道というコンセプトで再開させたF2について質問されたソウセックは、『AS』紙へ次のように答えた。
「F2はF1への登竜門として作られたけど、もうモズレーは会長じゃないからね」
「トッド(ジャン・トッド/現FIA会長)やFIAはモズレーの理念を引き継ぐと思うけど、彼らに何ができるのかが問題になる。チームにF2チャンピオンを乗せるように強制はできないよ」
もしレースシートを獲得できない場合、リザーブドライバーになることも「選択肢に入っている」と認めるソウセックだが、歓迎できる選択肢ではないようだ。
「2週間以上は続かないと思う」
現在の交渉について、ソウセックはこのように加えた。