ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は、通算約50戦を戦い、11回の優勝を果たし、現チャンピオンであるが、まだ最高のドライバーズサーキットではレースをした経験がない。
ハミルトンがF1初シーズンを迎えた2007年と翌年の2008年、最高と評される鈴鹿サーキットはカレンダーから消え、代わりにトヨタが傘下にする富士スピードウェイで日本GPが開催されていた。
2007年に富士スピードウェイで優勝したハミルトンは27日(日)のシンガポールGPを制し、2週連続で開催される日本GPの舞台へとすぐに向かう。
次週の挑戦についてたずねられると、ハミルトンはリポーターに「鈴鹿は1度も行ったことがないけど、モナコは別にして最高のサーキットだって聞いている」と話し、次のように加えた。
「鈴鹿を見ながら育ったから、ずっと行きたいと思っていたんだ」
しかし、今年のマクラーレンの問題は、高速コーナーが多いサーキットで結果が出ていないことだと言える。鈴鹿サーキットでの初レースで期待通りの速さで走れるのか、ハミルトンは確信が持てないようだ。
「鈴鹿に行くことに興奮している。とても厳しい週末になるだろうね」と語るハミルトンは、次のように締めくくった。
「1度で学んでマスターすることは難しいよ」