シルバーストン、イギリスGP契約締結に期待

2009年10月25日（日）

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10月23日（金）、シルバーストンのマネジングディレクターであるリチャード・フィリップスは、イギリスGPを来年のカレンダーに残しておくには残り時間が少なくなってきていると語った。

2010年にイギリスGPを開催する予定であったドニントン・パークの資金計画が失敗したことが判明。したがって来年7月11日にレスターシャー州にあるドニントン・パークでのレース開催がほぼ不可能となったことを受けてのフィリップスの発言である。

バーニー・エクレストンは、ドニントンとの契約が完全に破棄されないと、シルバーストンとの話し合いは始まらないと語っている。

フィリップスは『Sports Pro（スポーツ・プロ）』に緊急契約を期待していると語っている。

ノーサンプトンシャー州にあるシルバーストンは、チケットの販売とレース開催に向けての準備に一定の猶予期間が必要だとフィリップスは述べているが、明確な日程を口にすることはなかった。

「ギリギリのところまできている。レースを開催して利益を出そうと思ったら大量のチケットを販売しなければいけない。利益が出るのはチケットの残り枚数が少なくなったところからなんだ」とフィリップスは語る。

「“イギリスGPを開催する必要がなくなるのはいつか”という問題に行き着くと思う」とフィリップスは付け加えた。

ドニントン・パークの状況によってシルバーストンが待機を強いられていなければ、2010年のレースに向けてすでに3割程度のチケットが販売されているだろうとフィリップスは推測する。

「これから数日間で何らかの解決策が見出されることを希望している」とフィリップスは締めくくった。