ネルソン・ピケJr.(元ルノー)の父親は、ルノーチームが最近発表した法的措置に対し、立ち向かっていくと語っている。
いわゆる”クラッシュゲート”を否定しないと発表する前にルノーは、ピケ親子に対する「刑事告訴手続き」を行うとしていた。その際にルノーは、ピケJr.親子が「虚偽の疑惑を作り出し」、ルノーのフラビオ・ブリアトーレ(元マネジングディレクター)を「脅迫」したためだと語っていた。
ピケは1990年の初頭、ルノーの前身であるベネトンにおいて、ブリアトーレのもとでも走っており、世界チャンピオンには3度輝いている。
「私には、最高の弁護士をそろえる資金がある」
「実際に彼(ブリアトーレ)は、何に対して不満を言っているのだ? 真実に対してか?」ピケは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に対し、このように語った。
また、不正があったことが非常に明確になっているにもかかわらず、なぜブリアトーレはこんなにも強硬な姿勢を見せているのかと質問されたピケは、次のように答えている。
「フラビオのような人物は、あまりも大きな権力を手に入れ、水の上でも歩けると思ってしまうものだ。明白な証拠があるとしても、彼は自分には何も起きないと思っていたんだよ」
ピケがフェルナンド・アロンソ(ルノー)の関与を示唆していたことも報じられていたが、これについても明確化させようとしているようだ。
「私が言いたかったことは、もしアロンソのように賢いドライバーなら、15番グリッドからのスタートで12周目にピットへ入ることをチームが言ってきたとき、チームに質問をしたはずだということだ」
「ドライバーとして、私なら何かを疑っていただろう。なので、フェルナンドが何も知らなかったとは考えにくい」