東京・六本木の『F1 PIT STOP CAFE』で21日(祝/月)、テレビ解説でおなじみとなっている川井一仁氏(モータースポーツ・オブザーバー)のトークショー『第6回川井ちゃんトークショー』が行われ、トークショーの後半にはレッドブルからのスペシャルゲストも登場した。
連休中ということもあってか、会場には多くのF1ファンが集まり、立ち見の方、店内に入りきれずテラスで見る人もいたほどの人気ぶりだった。各地からファンが集まっており、首都圏はもちろん、中には九州から飛行機で来たという方もいたほどだ。
トークショーは2部構成となっており、第1部ではバレンシア、ベルギー、イタリアでのレースを中心にトークが進められた。レースの話題では、レース中のデータを資料にしたものが参加者にも配られ、川井氏が展開や戦略などを分かりやすく解説。レース以外にも、クラッシュゲートなど旬な話題でユーモアを交えながらトークし、会場の笑いを誘っていた。
休憩を挟んでの第2部は、川井氏への質問コーナーで始まった。参加者からの質問に川井氏は、パドックでの秘話や、参加者でなければ聞けないような裏話で会場を盛り上げた。
そんな中、今シーズン大活躍を見せているレッドブルからのスペシャルゲストが登場。姿を見せたのは、昨年に現役を引退し、現在はレッドブルのリザーブドライバーとなっているデビッド・クルサードだ。クルサードは、今季のレッドブルでのエピソードや、ミカ・ハッキネンやキミ・ライコネン(フェラーリ)など、過去のチームメートについても語っていた。その後の質問コーナーでは、なんとクルサード本人が質問者のもとへ歩いていき、参加者から直接質問を聞く大サービスぶり
。質問コーナーが終わると、ジャンケン大会で勝ち残った幸運な参加者が、クルサードにサインをもらい、写真撮影をするチャンスを得た。クルサードは最後に、レッドブルは今季のチャンピオンシップを引っ張っている。マーク・ウェバーとセバスチャン・ベッテルがトップから少し離されたが、まだ(最大で)40ポイントを取れる可能性があり、タイトルの可能性が残されている限りプッシュを続けていくと語った。また、会場に集まったファンと同じように自身もF1ファンであり、15年間にわたって、トップチームのシートという場所からF1を見ることができたと自身のキャリアを振り返っていた。
なおレッドブルは22日(祝/火)、埼玉県越谷市のショッピングモール、レイクタウンでデモ走行を行う予定で、クルサードに加え、マーク・ウェバー(レッドブル)が登場するようだ。