ビルヌーブ、自身の元エンジニアを擁護

2009年10月02日（金）

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ジャック・ビルヌーブは、自身の元エンジニアが2009年のタイトル争いでのきたない戦いに関与しているとのうわさを批判した。

1997年の世界チャンピオンであるビルヌーブが、ウィリアムズ在籍時、そしてBAR（現ブラウンGP）でもともに仕事をしてきたことで有名なジョック・クレアは現在、ルーベンス・バリチェロ（ブラウンGP）のエンジニアになっている。

パドックでは、チームメートのジェンソン・バトンを担当するアンドリュー・ショブリンらが、クレアやバリチェロらから協力が得られず、透明性に欠けていることにも不満に感じているとのうわさが広がっていた。

ビルヌーブは、クレアが不正に携わっているとのうわさを一蹴し、2009年最後のレースでドライバーズチャンピオンが決まるだろうと語った。

「他人より良いことを知っていても、人には言うものか。率直に言って、あるエンジニアが別のエンジニアに情報を渡していなくても、僕は何も悪いことだとは思わない」

「2人のレーサーと2人のエンジニアが、世界最高になろうとしているだけだよ」ビルヌーブは『Mirror（ミラー）』紙にこう述べた。

だが、チーム代表のロス・ブラウンは、バトンとバリチェロがタイトルを争うなかで、完全な透明性と情報共有を約束している。

しかしビルヌーブは、このように加えた。

「技術情報は自分たちのところにとどめておくべきだ。それを明かして、おおっぴらに”こういう風にドライブしろ、こうするほうが速いぞ”とは言うべきじゃない」

「データは見せるものだ。うそは言うべきではない。でも、何を頭の中で考えているのか言う必要はない」