この日の日本GPで今季4度目の5位に入ったニコ・ロズベルグがチームに4ポイントをもたらしてくれた。ペナルティーのため大きくグリッド順が変動した中、7番手でレースをスタートしたロズベルグは内容のあるレースを展開し、レース終了までに2つ順位を上げて5位でフィニッシュした。1回ピットストップ作戦に出た中嶋一貴はレースの間トラフィックに悩まされ15位フィニッシュとなり、母国の大観衆の前で残念な週末となってしまった。
ニコ・ロズベルグ
「今日はこれ以上の結果は出せなかった。クルマは期待していたほど速くなかったけれど、それでもすべての力を引き出したよ。戦略がよかったおかげでこの結果を出せたと思う。厳しいレースだったから、満足しているよ」
中嶋一貴
「見ての通り、難しいレースでした。僕は1回ピットストップ作戦をとっていて、この作戦はある時点まではうまく機能していましたが、その後ひどいトラフィックにはまっている間にセーフティカーが出てきたので、結局思ったようにはいきませんでした。母国グランプリで残念な結果となってしまいました」
サム・マイケル(テクニカルディレクター)
「昨日ペナルティーが科せられたために他のクルマと大きく異なる戦略をとったので、われわれのレースは面白いものとなった。ロズベルグは落ち着いて、今日獲らなければいけないポイントを獲ってくれた。競争力を示さなければいけない場面でロズベルグは競争力を見せ、良い結果を出してくれた。1回ピットストップ作戦を取った中嶋が順位を上げられるかどうかは、何かが起こるかどうかにかかっていたが、実際そうはならなかった」